↑蒸気をあげた先代サーバー(ZOTAC ZBOXNANO-VD01)とリンクのAmiibo
最近部屋の温度が30度近くなることも多くなり、自室にあるNTP兼DNS兼DHCP兼...のサーバーが悲鳴をあげるようになったので電源を切り、開梱して手の届く範囲は掃除しました。
終わってそのまま電源を入れるのももったいないと思ったので、CentOS 7をいれてDockerを動かしその上で各サーバーを動かそうと思い、適当に仮のサーバーをMacBook Proの仮想マシン上に作ったあと、ZBOXNANO-VD01にCentOS 7をインストールしました。
CentOS 7のインストールは意外とすんなり終わり、サーバーを再起動したところ、シューッという蒸気が上がったような音と、白い煙が排気口からものすごい勢いで出てきてビビったので電源を切り、コンセントも抜きました。
さすがにこれをこのまま使うのも怖いので、別のサーバーをでっち上げることにしました。
で、これです。
懐かしのMac mini 初代機ですね。
ラズパイを使うことも検討したのですが、夏場の自室でも問題なく動いていた実績を考えてこれを使うことにしました（夏場の自室は日当たりが良い日だと、30度越えします）。
サーバー用途にする前に、動作確認も兼ねて電源を入れてみたところ、MacOS X Tigerが起動しました。デスクトップにはSeaMonkey 1.19の日本語版のdmgファイルが置かれていました。SeaMonkey 1.x時代はこれで日本語版を作っていました。その後、iMacを譲り受けたので、それ以降はiMacで作業して、念のためPPCで動作確認をしていました（そのときはLeopardも動かしてました）。Specはこんな感じでした。
- CPU: PowerPC G4 1.2GHz
- Memory: 1GB（購入時は256MB）
- Disk: 32GB
ディスクが小さいですが、Linuxの最小インストールにする予定なのでなんとかなるでしょう。
インストールするLinuxを検討
PowerPC CPU対応のLinuxとしてはFedora、Ubuntu、Debianなどがあるのですが、PPCマシンで導入経験のあったDebianにしました。せっかくなので、一番最新のDebian 8にすることにしました。
Debian 8のインストール
PowerPC用のDebian 8 ISOをダウンロードし、DVDに焼き込み、Cキーを押しながらMac miniをパワーオン。あとはDebianインストーラーでインストールするだけです。簡単！
参考サイトのインストール方法をもとに作業しました。
無事、インストール完了
インストール後にOSとカーネルバージョンを確認するためコマンドを実行。古いマシンで動く最新のLinuxがちょっと不思議です。
$ cat /etc/debian_version
8.0
$ cat /proc/version
Linux version 3.16.0-4-powerpc (debian-kernel@lists.debian.org) (gcc version 4.8.4 (Debian 4.8.4-1) ) #1 Debian 3.16.7-ckt9-3~deb8u1 (2015-04-24)
稼働してから2日経ちましたが、思っていたよりもずっと静かです。
HDDが32GBしかないので、そのうちもう少し大きいHDDかSSDに置き換えたいと思います。...とはいえ、現状OSとサーバーソフトウェア諸々込みで765MBしかつかっていませんけどね。
参考サイトにもありましたが、インストール中にデスクトップ環境をインストールするように選択すると、GNOMEとかKDEとかもインストールできるようです。とはいえ、Flashも多分ブラウザもパフォーマンスはでないと思うので、インストールできるとはいえ、実用的ではないと思われます。
ふと思い出したこと
ほっと息をついて思い出したのですが、蒸気をあげた先代サーバー、以前OSの再インストールをしたときもインストール直後の再起動時に蒸気をあげたのを思い出しました。
インストール中はCPUをぶん回すので熱気が溜まって放出したということなのかもしれません。
そういえばこのサーバーのCPU、Wikipediaのページを見て、Cyrixの劇熱CPUを祖先に持つのに気付き、納得しました。
あいつ（Cyrix M2だったかM3）を自作サーバーに組み込んだことがありますが、動かすだけでCPUが熱くなったのを覚えています。
インストールして稼働したのに今更なので、Mac miniの方を使おうと思います。ZBOXNANO-VD01は遊び用に使います。
とはいえ使えるか不安ですけど。
