これの続きです。
今日は次のように設定して、CentOS 7もPXEブートできるようにしました。 個人的にLinuxで何か動かす時はFedoraとかCentOS 7をよく使うのでより一層便利になりました。
UbuntuやDebianのPXEブートでは基本ネットワークインストールになるのに対し、 CentOS 7のPXEブートによるインストールではインストールソースをmethod=で渡すことができます。ISOをマウントしてローカルのWebサーバーで公開したものを設定するとか、公開HTTPサーバー上のパスを渡すことでネットワークインストールが可能です。kernelとinitrdはサーバーからダウンロードしたファイルを指定したパスに配置するだけです。ここら辺の指定方法はUbuntuの書き方の例と一緒です。ちなみにFedora 23のイメージはこっち。
# vi /var/lib/tftpboot/pxelinux.cfg/default ... (以下を追記) label 8 menu label ^8) Install CentOS 7 x64 kernel cent7/vmlinuz append linux text net.ifnames=0 initrd=cent7/initrd.img ip=dhcp method=http://mirror.centos.org/centos/7/os/x86_64
設定追加後にブートしたらこんな感じで表示されました。
Oh...7のラベルミスってる(^^;
appendで「linux text」を渡しているのでテキストインストーラーが起動します。GUIインストーラーが良ければこの記述を取り除けばいいです。「net.ifnames=0」はNICのデバイス名を従来の「eth0」のようにする設定です。不要であれば同様に取り除きます。
なお、methodに指定するURLは日本のミラーサーバーを指定したほうが当然インストールは速くなります。自分が好きなところのミラーを指定するといいと思います。
ex. methodで指定するソースの代表例(大文字小文字に注意)