macOS Catalina 10.15.5をインストールしました。
macOS Catalina 10.15.4までのバージョンではBluetoothオーディオ周りでよくトラブルが起きていました。例えばBluetoothイヤホンを利用していて何か動画を再生していたり音楽を再生していると、サウンドがモノラルっぽく出力されたり、そもそも出力されなくなったりしていました。おそらく何らかの理由でBluetoothのリンクが切れて再接続される際に起こる問題なのかなと思っていました。
また、サウンド設定周りも挙動が変でした。サウンド入力の設定を開いたあとにサウンド出力の設定を開くと、「出力コントロールがありません」と表示されてしまい、Bluetoothデバイス周りで起こる問題を解消するにはBluetoothデバイスの切断、接続が必要でしたが
macOS Catalina 10.15.5では数秒待つと、次のような正常な設定パネルが表示されるようになりました。macOS Catalina 10.15.5でようやくBluetooth周りが改善されたようです。
ちなみにこの問題はT1/T2が実装されていないMacBook 12インチモデルでは起きていなかったため、T1/T2由来のBluetoothの問題か、MacBook Pro 16インチ由来の問題だったのかなと思います。
[同日追記-1]
アップデート後2時間くらいBluetoothオーディオを利用して音楽を聴いたり動画を再生したりしましたが、今のところ「突然音が篭ると言うかモノラル音声っぽくなる」とか、左もしくは右耳に偏って出力されるとか、音が出ないとかの問題は発生していません。ただ、これについてはしばらく様子をみたいと思います。
[同日追記-2]
私が所有するBluetoothイヤホンは安物なのでSBCしか対応していません。他のコーデックに対応するBluetoothイヤホンだとまた違う動きをするかもしれません。macOSでBluetoothオーディオがどのコーデックを使っているかは「Option」を押しながらツールバーのBluetoothアイコンをクリックすると確認できます。
追記-1からだいぶ時間が経過しましたが、問題は起きていません。
[同日追記-3]
AirPods ProはAACコーデックで認識するのを確認しました。AirPods Proも数時間使いましたがオーディオ周りがおかしくなることは現時点では再現していません。これで安心してWeb会議ができます。