ytooyamaのブログ

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Ubuntu TrustyでZFSストレージを使う(2016年2月26日版/後編)

さて前編からの続きです。

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前編ではUbuntuZFSを使えるようにしました。後編ではディスクが足りなくなったのを想定して、新しいディスクを追加してみます。

...と前後編にしたのはいいものの、後編はあっさりです。

 

・作業前に

まず、作業を始める前に、ディスクを追加する前の/zfsdisk上でddコマンドでファイルを作り、sha1sumか何かでハッシュを取っておきます。

# cd /zfsdisk

# dd if=/dev/zero of=testfile bs=1M count=500

# sha1sum testfile

d04df27549d239ad29312c844b44b65e141dc748  testfile 

・ディスクの追加

新しいディスクを(物理・仮想)マシンに追加します。dmesgコマンドなどで新しいストレージのデバイスファイルを確認します。連番になるのでsdb,sdcと来たらsddでしょうね。

# dmesg |grep 'sdd'

・ラベルをつける

sddにラベルをつけます。

# parted /dev/sdd

(parted) mklabel gpt

(parted) quit

vol0に新しいストレージデバイスを追加

sddをプール「vol0」に追加します。

# zpool add vol0 /dev/sdd

・確認

sddが追加されてオンラインになっており、ディスクサイズが増加していることを確認

# zpool status

  pool: vol0

 state: ONLINE

  scan: none requested

config:

 

NAME        STATE     READ WRITE CKSUM

vol0        ONLINE       0     0     0

  sdb       ONLINE       0     0     0

  sdc       ONLINE       0     0     0

  sdd       ONLINE       0     0     0

 

# zpool list

NAME   SIZE  ALLOC   FREE  EXPANDSZ   FRAG    CAP  DEDUP  HEALTH  ALTROOT

vol0  23.8G   145K  23.8G         -     0%     0%  1.00x  ONLINE  -

8GBのsddを追加したことでストレージサイズが増えた。 

・ファイルの存在の確認とハッシュの比較

zpool addしても実行前にあったファイルは消えることなく、同じハッシュ値を示すことを確認します。

# cd /zfsdisk

# sha1sum testfile

d04df27549d239ad29312c844b44b65e141dc748  testfile

さっきと同じハッシュ値が標準出力されます。されましたよね? 

 

と言うことで、Ubuntu TrustyでZFSを動かすことに成功しました。NFSSambaといったデータが増加していくようなアプリケーションサーバーを動かす環境など、色々な環境を構築するときにZFSを是非使っていきたいと思います。

 

・参考にした情報

今回の作業を行うのに参考にした情報をここに書いておきます。

 

偶然か何か、こんな情報が見つかりました。どこらへんまでのサポートなのか楽しみですね。Ubuntu 16.04 LTSのリリースは、2016年4月下旬ごろと思われます。

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