ytooyamaのブログ

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Ubuntu 14.04/16.04でOpenStack Mitaka

基本的に公式の手順通りでうまくいくのですが、次の部分だけ別の設定にしました。 Ubuntu 16.04では以下の変更くらいでうまく動作しました(とりあえず最低限のNova、Glance、Neutron、Horizonの構成ですが)。 現在はUbuntu 14.04で環境を作って検証中です。 Ubuntu 14.04でも同じような条件でMitakaが動きました。

前も言った気がしますが、MitakaのOpenStack Dashboardは割と好きです。

1) /etc/rabbitmq/rabbitmq-env.confはきちんと書く(デフォルトはコメントアウトされてる)

# vi /etc/rabbitmq/rabbitmq-env.conf
RABBITMQ_NODE_IP_ADDRESS=10.0.0.101    ← controllerのIPアドレス
RABBITMQ_NODE_PORT=5672
HOSTNAME=controller

※HOSTNAMEの指定が重要みたいです。RABBITMQ_NODE_IP_ADDRESSを指定しないと127.0.0.1で待ち受けするようです。

2) l2populationは使わない

・/etc/neutron/plugins/ml2/ml2_conf.ini

[ml2]
mechanism_drivers = linuxbridge,l2population
↓
mechanism_drivers = linuxbridge

・/etc/neutron/plugins/ml2/linuxbridge_agent.ini

[vxlan]
l2_population = false

OpenStackは動いたのですが、さすがにVMで動かすのは厳しかったか、何をするにもワンテンポから数十テンポ遅く感じました。下記を追加してUbuntuを再起動したら割とマトモになりました。やっぱり、MySQLとRabbitMQが同居しているのは負荷的に無理があるんですよ。多分。

# cat /etc/security/limits.conf
...
mysql - nofile 5000
rabbitmq - nofile 5000
horizon - nofile 5000

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