はじめに
Ubuntu 16.04 DesktopでVagrantを動かしてみました。非常に簡単でしたが、UbuntuをインストールしたPCが古すぎて色々難儀しました。 まず、Ubuntu DesktopをインストールするPCですが、部屋に眠っていたHP Compaq 6710bを使いました。
Model : Intel(R) Core2 Duo CPU T7250@2.00GHz CPU Cache size : 2048 KB MemTotal : 4038224 kB Storage : SSD 128GB GPU : Intel GM965/GL960
そして最初にUbuntu 16.04 Desktopをインストールしてみようとしたのですが、画面がまったく出ないためインストールできませんでした。
そこでUbuntu 16.04 ServerでインストールしたあとにUbuntu Desktopをインストールしてみました。Ubuntu 16.04 Serverはセットアップも正常に終わったしGUIをインストールする以前は動作していたのですが、再起動後、同じように画面が映らない事象が発生しました。色々デスクトップ環境を入れてみたのですが、GNOMEなら大丈夫でした。
UbuntuにVirtualBoxとVagrantを入れる!
この後はVirtualBoxとVagrantを入れるだけなのですが、バージョンさえ気にしなければUbuntu 16.04にはVirtualBoxもVagrantもパッケージが用意されていますので、これをインストールするだけです。ちなみにUbuntuパッケージの現時点(2016年8月4日)の最新版はVirtualBox 5.0.24、Vagrant 1.8.1です。
$ sudo apt update $ sudo apt install -y vagrant virtualbox
VagrantについてはPPAを追加することにより、もう少し新しいバージョンを利用できるようです。
VagrantでCentOS 7を起動!
あとはvagrant initしてvagrant upするだけです。
$ mkdir vagrant && cd vagrant ←作業ディレクトリの作成と移動 $ vagrant init centos/7 ←構成ファイルを作成 $ vagrant box add centos/7 http://cloud.centos.org/centos/7/vagrant/x86_64/images/CentOS-7-x86_64-Vagrant-1607_01.VirtualBox.box ←イメージのインポート $ vagrant up ←起動
起動後はvagrant sshでデプロイしたCentOS 7にアクセスできます。インストールが簡単でいいですね。
Vagrantで起動したCentOS 7を消す
exitでログアウトした後、ホストで"vagrant destroy"を実行するだけです。
centos7 # exit $ vagrant destroy
ブリッジ接続を追加する
Vagrantfileのconfig.vm.networkのコメントアウトを外すだけです。複数のネットワーク接続口がある場合は問い合わせがあるので、使うNICを選択します。
$ vi Vagrantfile ... # config.vm.network "public_network" ←この行のコメントを外す $ vagrant up ←新しい設定で起動
一つのVagrantfileで複数のインスタンスを起動する方法
次のようなVagrantfileを作ると、ひとつのVagrantfileをつかってたくさんVMを立てることができます。vagrant up
コマンドの後にノードの名前を指定すると指定した対象だけを起動できますし、参考サイトのように指定しないとVagrantfileで管理するすべてのノードが起動します。
やっぱり、Vagrantっていいですねー。 ちなみにVagrantにはいくつかのプラグインがあって、KVMと連携するプラグインは無償で使えるらしいので、そのうち使ってみようと思います。