NECのWi-Fi6およびメッシュWi-Fi対応のWX1800HPを去年の夏に買ってしばらく使っていました。
Wi-Fi 6は第6世代のWi-Fi規格であり、最大通信速度は9.6Gbpsまで対応できる規格です(あくまで規格上の話。市販されているWi-Fiルーターでそのスペックをフルに出せるものは市販されていません)。低遅延、高スループットを期待して購入しました。
低遅延はちょっとわからないものの、たしかにメッシュネットワークを構成すると、家中のインターネットアクセスが快適になりました。 しかしなぜかMacBook 2017年モデルだけ使用中にリンクダウンする問題が頻繁に発生することがあり、最近利用を中止することにしました。
筆者のインターネット環境について
現在J:COMを使っており、KAONのKCM3100という無線ルーターをレンタルしています(無料)。
元々このルーターのWi-Fi機能はオフにして、ブリッジモードのWG1900HP2と中継機のWG1900HP2をぶらさげていました。 去年8月くらいにWX1800HPを購入して、メッシュWi-Fiモードで利用していました。
WX1800HPの不具合などもあって運用停止をきっかけに次の無線LAN親機は何を使おうと考えたのですが、KAONのKCM3100を親機にして中継機を設置したらいいんじゃないかと思いつきました。
速度チェックツールによる確認
まずKAONのKCM3100は、1階リビングに設置しています。1Fでスピードテストをやった結果がこちら
320M接続コース契約でなんと320Mbps出ています(上りは省略)。めちゃくちゃいいやん。
次に、中継機を介した速度がこちら。中継機は以前使っていたWG1900HP2を利用しました。
まあ予想はしていましたが、半分以下ですね。自室は1階リビングからみると端と端の位置関係です。 110Mbpsから140Mbpsくらいが測定時の最大値でした。時間帯によって100Mbpsや50Mbpsを割ることもありますが、許容範囲でしょうか。 親機から離れて減衰していったところに中継機を置くわけですから、速度が落ちても仕方ないですね。
ちなみにメッシュWi-Fiを運用していたときは、自室にも300Mbpsくらいでリンクしていました。有線の場合はですけど。
WX1800HPを中継機に使ってみた結果
「ということは、WX1800HPを中継機に使えばもう少しリンク速度を上げられるのでは?」と思って、中継機の設定をして試してみたのですが、テストした結果はWG1900HP2よりもさらに遅い結果になりました(18Mbps-30Mbps。こりゃ使えないです)。そしてテスト中にクライアントのリンクダウンが、やはり発生しました。
WG1900HP2は2019年に購入したもので、それよりも新しいWX1800HPを中継機に使おうと思ったのですが、中継機として設定していざ、例の問題が出るMacBookで接続すると接続してからしばらくは使えるけど、繋がらなくなる問題(リンクアップはしている)が発生。Wi-Fiのオンオフをすると一瞬繋がるけどまた繋がらなくなる問題が。
このモデルは11axをオフにするモード(11acとして動く)モードが設定できるのでそれをオフにしてみましたが、症状は変わらず。WG1900HP2に接続を切り替えると問題なくネット接続が復旧しました。
Wi-Fi 6からWi-Fi 5へ回帰
というわけで、我が家ではWX1800HPはメインのWi-Fiとしても中継機としても使えず、早くも運用終了になりそうです(半年も使わなかった。2万円...)。 今度から無線LANルーターを買うときは、ネットの評判だけで判断しないように気をつけようと思います。
我が家では次のWi-Fi 7規格のモデルが出るまでこのまま行こうと思います。