macOS 11のsntpコマンドのman翻訳版(非公式)です。 よく使うのですが使うたびに忘れるので、個人ブログに貼っておきます。
マニュアルの利用方法ではsntpコマンドをそのまま実行していますが、実際使うときは管理権限が必要なので、
sudo sntp -sS time.asia.apple.com のように実行するのが適切です。サーバーはIPかFQDN名で指定します。サーバーによってNTPサーバーはたまにタイムアウトを返してくることがあります。エラーが発生した場合はNTPサーバーと同期されていません。
実行例
% sudo sntp -sS time.asia.apple.com Password: sntp: Exchange failed: Timeout sntp: Exchange failed: Timeout -0.017400 +/- 0.000198 time.asia.apple.com 17.253.68.251
一般的には、「システム環境設定の日付と時刻」のGUIで設定する方が簡単です。
以下、sntpコマンドのマニュアルの参考訳です。
SNTP(1) BSD General Commands Manual SNTP(1)
名前
sntp -- 非常にシンプルなネットワークタイムプロトコルクライアントプログラム
概要
sntp [-drSs] [-g ミリ秒] [-t 秒] ホスト名またはIP
説明
-d デバッグログを有効にします。
-g ミリ秒
ミリ秒単位のリクエストの間隔。
-r 送信元通信用にNTP予約ポート(123)をbind(2)します。
-S オフセットが50ミリ秒より大きい場合は、settimeofday(2)を使用してシステムクロックを設定します。
-s オフセットが50ミリ秒未満の場合は、adjtime(2)を使用してシステムクロックをスルーします。
-t 秒
応答を待機する最大秒数。
利用方法
sntp pool.ntp.org
関連項目
settimeofday(2)、adjtime(2)、timed(8)、
歴史
このsntpは、Network TimeFoundationのsntp実装と混同しないでください。これは、互換性のために機能の最小限のサブセットをサポートする単純化されたクライアントです。
このsntpは、macOS 10.16 (訳注: macOS 11 Big Sur) で最初に登場しました。
Darwin August 8, 2021 Darwin