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ではPXEでUbuntu Server Trustyのインストールができるような環境を作りましたが、他のOSもインストールできるようにしたいところです。
意外と簡単だったので紹介します。
まず、インストールする他のOSを検討します。先に構築したPXEサーバーはベースのOSがDebianなので今度はDebianをPXEブートできるようにしましょう。DebianもUbuntuと同様、ネットワークブート用のDebianインストーラーパッケージが用意されていますのでそれをダウンロードします。jessieをコマンドでダウンロードするならこんな感じです。ダウンロードしたパッケージはTFTPDのカレントディレクトリーに配置します。
# cd /root
# wget http://ftp.nl.debian.org/debian/dists/jessie/main/installer-amd64/current/images/netboot/netboot.tar.gz
# tar zvxf netboot.tar.gz
# mv debian-installer/ /var/lib/tftpboot
PXEのメニューを定義します。以前のものを流用して、必要な記述を追記、不要なものはコメントアウトします。
# vi /var/lib/tftpboot/pxelinux.cfg/default
#include ubuntu-installer/amd64/boot-screens/menu.cfg #コメントアウト
default ubuntu-installer/amd64/boot-screens/vesamenu.c32prompt
timeout 0label 1
menu label ^1) Install Ubuntu 14.04 x64
kernel ubuntu-installer/amd64/linux
append vga=788 initrd=ubuntu-installer/amd64/initrd.gz -- quiet
label 2
menu label ^2) Install Debian jessie x64
kernel debian-installer/amd64/linux
append vga=788 initrd=debian-installer/amd64/initrd.gz -- quiet
label 3
menu label ^3) Local Boot
LOCALBOOT 0
以上で終わり。他のOSを追加するには、カーネルとinitrdファイルをダウンロードしてTFTPDのカレントディレクトリーに識別しやすいディレクトリー名で掘って配置し、同じようにパスを /var/lib/tftpboot/pxelinux.cfg/default に追記するだけです。この例では3を選ぶとローカルディスクからブートします。意外と簡単でしたね。
Ubuntuのレスキューモードとかも組み込みたい場合は、次を参考にしてください。これで家でもPXEブート出来ますね!