各社のある程度以上の価格帯のサーバーには、リモートコンソール機能が搭載されています。Dellの場合はiDrac、HPの場合はiLoといったものです。
最近のDellのサーバーはファームのアップデートが必要なものもありますが、HTML5でサーバーコンソールを表示できるようになっているようです。多くのブラウザーはHTML5に対応しているのでプラグインレスで使えて便利です。プラグインレスなので次に述べるような問題が起きにくいのが利点です。
HPの場合はIE向けにActive Xを使ったコンソールを提供し、他のブラウザー向けにJavaコンソールを提供できます。操作するWindowsが10になったのもあって、IE向けのコンソールでもキーボードが効かなくなったり、JavaコンソールについてはOracleがJavaにセキュリティ対策機能を多数投入した結果、動いたり動かなかったりするようになってきて使いづらいものになってしまいました。MacでもWindowsでも最近の傾向としてブラウザーでJavaプラグインはデフォルトでブロックする方向になってきたのもあり、これらのOSでJavaを使うのは辛い状況になりました。
リモート操作できればブラウザーを使って操作し、ダメなら直接サーバーの方に行くといった状況は非効率なので、なんとかしたいと思っていました。そこで次のような環境を作ったら非常に便利だったので共有します。
Javaはicedtea-webパッケージをインストールすると自動的に依存パッケージとしてリストされるので、そのままインストールします。Flash PlayerはVirtual Connectの操作で必要だったのでインストールしました。
その後、Virt-Managerもインストールしました。これで物理サーバーと仮想サーバーの管理をLinuxで行えるようになり、これまでVirt-Managerを使う時はLinuxで、物理サーバーの操作はMacかWindowsでしていた作業を一つに統合できました。