Samba 3.6.0におけるSMB2の実力は凄いものでした。非常にファイルコピーの処理速度が向上しました。
ところで、CentOS 5.6ではsamba3xパッケージを導入すると、Samba 3.5.4がインストールできるのですが、このSamba 3.5.4でも暫定的なSMB2の対応が入っているようで気になっていたので試してみることにしました。
結果、Samba 3.5.4においてもsmb.confの[Global]にmax protocol = SMB2と記述することでファイルコピーの速度が向上しました。ただし、以下の理由からこのバージョンでSMB2は利用すべきではないと私は思います。
- Windows7において、大きい容量のファイルコピーに失敗する
- Windows7において、共有したフォルダがpublicと仮定して、\\samba\publicはアクセス可能だが、\\sambaにアクセスするとエラーになり、アクセスできない
ちなみにmax protocol = SMB2を指定しない場合、そのような問題は起こりませんでした。