MacBook Proの15インチモデルにはIntel CPU内蔵のGPUのほか、外付けのGPUが実装されています。そしてその構造から外付けのGPUが原因で画面が映らなくなったり、macOSがフリーズすることがあるそうです。
私のMacBook Pro 2011年モデルも、2年くらい前にmacOSが起動できなくなりました。ただ使えないならということで色々やってみたところ、Ubuntuは動くことがわかりました。すでに新しいMacBookも買っていることですし、古いMacBook ProはLinuxを使うための4コア8スレッドなマシンとして使ってもいいかもしれません。
古いMacBook ProにUbuntuを入れる方法
インストール方法はここでは省略しますが、Ubuntu Server 16.04.5のISOイメージでUSBブートディスクを作り、これを使ってインストールしました。
その後、カーネルパラメーターで使用するGPUを固定することができることがわかりました。参考にした情報は次の通りです。
- https://apple.stackexchange.com/questions/211260/grub-2-error-fb-switching-to-radeondrmfb-from-efi-vga
- https://orville.thebennettproject.com/articles/installing-ubuntu-14-04-lts-on-a-2011-macbook-pro/
色々なサイトでは「GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT」にのみ設定を入れるように書かれていましたが、「GRUB_CMDLINE_LINUX」にも同じ設定を書くことで、GRUBの起動画面もIntel GPUを使って表示できるようになりました。
... GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT="i915.lvds_channel_mode=2 i915.modeset=1 i915.lvds_use_ssc=0" GRUB_CMDLINE_LINUX="i915.lvds_channel_mode=2 i915.modeset=1 i915.lvds_use_ssc=0" ...
デスクトップ環境を入れてみる
デスクトップ環境が必要ならaptコマンドを使ってインストールするだけです。手元の環境ではUbuntu Unity、Lubuntuが正常に動きました。割と多くの時間がかかります。
パッケージ情報の更新 sudo apt update Ubuntuの場合 sudo apt install ubuntu-desktop Lubuntuの場合 sudo apt install lubuntu-desktop
日本語化と日本語を入力する方法
言語サポートツールを使うとうまくいきます。日本語言語を追加して一番上にするだけです。