注意:
最新版のvSphere Clientでこの問題が修正されているのが確認できました。こちらから新しいvSphere Client 5.1.0(860230)をダウンロードしてください。ダウンロードにはMy VMwareアカウントが必要です。
会社で検証作業をするため、以下のようなESXi環境を構成しました。
- 仮想化ホスト
- ESXiホスト1 (ESXi 5.1)
- ESXiホスト2 (ESXi 5.1)
- 共有ストレージ
- Microsoft iSCSI Software Target 3.3 (Windows Server 2008 R2 SP1)
そして、共有ディスクを追加するためにESXiホストにそれぞれ同じパスのiSCSI Software Targetを追加しようとしました。追加した共有ディスク(iSCSI)を追加するために、ESXiのウィザードで手順通りに進めていき、データストア名をいれて次の画面に進んだところ、以下のような内部エラーが発生しました。
「vSphere Clientで内部エラーが発生しました。 詳細:入力文字列の形式が正しくありません。」
データストア名を色々変えてみたのですが、どういう名前を入れてもこのエラーになって次に進めません。
そもそも「vSphere Clientの内部エラー」ですから、こっち側で回避できる問題でもなさそうですね。
なにかWebに情報がないかとググってみたところ、「ESXi 5.1 でデータストアの追加がエラーになる」という日本語の情報を発見。早速vSphere Clientの実行パスにスペースを入れたあと「-locale en_US」といれてクライアントを実行してみました。結果vSphere Clientが英語インターフェイスで起動できて、日本語UIで引っかかった所を抜けることに成功。ローカライズのバグでした。
英語での同じ問題が起きているという報告が見つからないわけです。英語版 UIでは再現しないのですから。
英語UIと日本語UIの時にそこら辺の画面を見ると、英語と日本語で表示されている項目が違っており、そこで引っかかっているみたいですね。ESXiは5.0以降のバージョンで致命的なバグが多すぎだよなー。ここのところ、検証で使うたびにトラップに引っかかっているんですけどw
ESXiは5.1でvSphere Clientの提供をやめるという情報もあるようなので、今からWeb Clientの使い方も覚えておかないと駄目なのかなあ。
【11/10 追記】
この記事を書いた時はデータストアの追加のことしか書きませんでしたが、データストアの削除についてもエラーが出ますね。一旦vSphere Clientで接続し直すとデータストアは削除されるので、こちらについては実害はないのですが、エラーが出るので心臓に悪いですね。
【11/21 追記】
VMware ESXi 5.1にvSphere Clientでデータストアの追加をすると内部エラー