Windows Server 2012で物理NICのチーミングが標準機能として追加された事を知ったので、早速使ってみました。
チーミング機能とはかんたんに説明すると、複数のネットワークカードを一つに束ねて見せる技術です。つまり、100Mリンクのネットワークカードをふたつ束ねると200Mに、1Gのネットワークカードをふたつ束ねると2Gリンクになります。当然、10Gをふたつ束ねれば20Gになります。
ただし、今までNICチーミングをするには、別途ユーティリティを使わなければいけなかったりとか、サポートしていても別のメーカーや機種のNIC同士では利用できなかったりとかいろいろ制限があったのですが、メーカーや機種問わずOSの標準機能として提供されるのは便利で良いですね。
Windows Server 2012のチーミング機能は、オプション設定でアクティブ・スタンバイ構成のチーミングの構成もできるようです。細かい検証はしていませんが、一方のネットワークがつながらなくなったら片方がアクティブになって冗長化構成もかんたんに!...ってことなのかな。
以下の図のように、チーミング構成に含めるネットワークカードを追加していくだけというかんたん設定のようです。
上流のスイッチがFastEthernetなので、100Mx2で200Mになっています。ちなみにどちらも1bEのインターフェイスです。
チーミングした仮想ネットワークインターフェイスの場合は、「動作状況」のアイコンがそれっぽく変わるんですね。