先日発行された日経Linux 2013年6月号ですが、連載のほか、CentOS 6.4に関する記事を書かせていただきました。
スペースの都合で記事に含められなかったところをブログに書きたいと思います。
■デスクトップ環境「GNOME」を追加する
CentOSをサーバー運用する場合、インストールするパッケージは少なければ少ないほど安定します。しかし、時にはGUIが必要な時もあるでしょう。その様な時は、以下のコマンドを実行してツールのインストールを行ってみてください。デスクトップ環境を追加すると、キーボードだけではなくマウスを使った操作も行うことができるようになります。
[root@centos ~]# yum -y groupinstall "Desktop" "Japanese Support" && yum -y install firefox
(CentOSにデスクトップ環境やブラウザなどをインストールする)[root@centos ~]# vi /etc/inittab
(inittabはブートアップ時や通常運転中にどの様なプロセスを起動するのかを指定するファイル)
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id:3:initdefault:
↓
id:5:initdefault:
(GUIで起動するように変更。ランレベル3でCUI起動、ランレベル5でXが起動)
再起動後はCentOSがGUI起動します。ユーザーアカウントでログインすると馴染みのあるデスクトップが表示されます。
図 GUIのログイン画面
図 CentOS6のデスクトップ