8/13(土)にMozilla Japanオフィスにて「Mozilla 製品ローカライズ勉強会」が行われました。
今回は、ローカライズを始める上での環境の構築と基礎知識、コミットするまでの流れの説明がありました。せっかくの機会なので、この「ローカライズ環境の構築」に関して補記をしておこうと思いました。
■環境の選定
まず、必要なものは以下の通りです。
https://dev.mozilla.jp/l10n/requirement/
これがそろう環境であれば、WindowsでもMacでも構わないわけですが、色々つまづきどころがある(パスが通らないとか)ため、Ubuntu(のLTS版)を使うのをオススメします。
あまっているマシンがあればそのマシンにUbuntuを、なければVirtualBoxなどの仮想化ソフトウェアを使って環境を作ってください。
■ローカライズ開発環境の準備
JavaはOpenJDKではなく、JDKをインストールしてください。
私の環境では、OpenJDKだとantの実行に支障が出ました。
UbuntuでOpenJDKではなく、JDKをインストールするにはレポジトリを追加する必要があります。
2.antの準備
antをインストールするには、「Ubuntuソフトウェアセンター」などを使って、antおよびant-*パッケージをインストールします。
3.hg(Mercurial)の準備
Mercurialをインストールするには、「Ubuntuソフトウェアセンター」などを使って、mercurialパッケージをインストールします。
4.作業用のエディタ
Linuxでgeditは良く使われるエディタなのですが、以前日経Linuxの連載で説明したのですが、このエディタは文字認識がいまいち良くありません。
そのため、Ubuntu環境でローカライズをする場合は私はGeanyをオススメします。
geanyをインストールするには、「Ubuntuソフトウェアセンター」などを使って、geanyパッケージをインストールします。
5.Localization Tools(LoT)の準備
Localization Toolsの準備を以下を参考に行います。実行するにはMercurialのインストールをあらかじめ行っておく必要があります。
全ての準備が出来たら、ローカライズ作業を開始します。