電車でGo!! はしろう山手線が2021年3月18日に発売されたのもあって、Youtubeとかをみると電車でGoをプレイする動画が増えてきています。
電車でGo!! はしろう山手線の公式サイトに初代電車でGoをスマホで遊べるサイトが用意されています。
そういえば昔、Windows版の電車でGo!とGo 2!高速編を買ったなあと思い出し、久しぶりにプレイしたいなと思いました。 最後にプレイしたのはWindows XPだったか2000をインストールしたマシンでだったと思います。およそ10年前くらいでしょうか。
試した結果
忙しい人向け
- dgVoodoo2を追加導入すると動く。
- Parallels DesktopおよびVMware Fusionの仮想マシン上のWindows 10でWindows版「電車でGo」と「電車でGo 2高速編」が動作した。
- Windows 10は32bitおよび64bit共に正常に動作。
詳細は次に続く。
動作するか調べてみた
Windows 10はDirect X 12世代のOSです。電車でGo!とGo 2!高速編はWindows 98, Me, XP に対応し、Direct X 6.1が最小要件のソフトウェアみたいです。 インストールして起動したところ、画面のフルスクリーン化がうまくいかずに表示されました。画面の上部が隠れて表示されなかったり、ゲームのレンダリングも一部描画されない部分があるため、ゲームをするにはちょっと厳しい状態でした。また、最近のPCだと解像度が当時からすると異常なくらい高解像度なので、それに伴う問題(フルスクリーンが画面いっぱいに表示されずに左上に偏る)も発生してしまいました。
調べたところ、次のような情報を見つけました。
電車でGO! Windows8.1 / Windows10対応状況
同じ「電車でGO」作品でも、通常版と廉価版によってコピーガイド機能であるsafedisc関連でうまく動かない場合があるようです。 今回私が試したのは廉価版(アンバランス 爆発的1480シリーズ)です。なので、safedisc関連の問題は引っかからないようです。
対象方法を解説してくれている動画
動画の頃と、dgVoodoo2の配布元が変わっているようです。
動画で言及されているdgVoodoo2
電車でGo/Go 2高速編のパッチ
発売元のアンバランスのユーザーサポートページでパッチが公開されています。 このパッチの適用で、Go 2高速編を放置しているとクラッシュする問題が起きないようになったのを確認しました。
実際に試した結果
で、次に気になるのがWindows 10のバージョンだと思いますが、最新のバージョンで動作するようです。 次のバージョンで動作することを確認しました。エディションはおそらくなんでも問題ないと思います。
- Windows 10 20H2 (19042.631)
- 32bit および 64bit
電車でGo/Go 2高速編は共に32bitアプリケーションですので、64bit版Windows 10でも動作しました。32bitが良いか64bitが良いかについてはWindows 10の価格に影響しないところなので、他に使いたいアプリケーションが16bitアプリがあれば32bit版、なければどちらでも良いと思います。32bit版Windows 10のサポートが終了するという噂もあるようです。
[追記]
Windows 11が発表されたのもありますし、32bit版Windows 10がサポート終了される県は立ち消えになったのでは無いかと思います。
確認した環境
次の環境で、Boot Campや仮想マシンソフトウェアを使って動作確認しました。Boot Campを使う関係でIntel CPUモデルを使っています。M1モデルについてはWindows 10もそれに対応したバージョンが必要になるので動作しませんし、おそらく互換性の問題でarm64版のWindows 10が仮想マシンソフトウェアで使えるようになったとしても、動かないと思います。
- macOS Catalina
- MacBook Pro (16-inch, 2019)
- Intel CPUモデル
確認した製品
製品 | 結果 |
---|---|
Boot Camp | X ゲーム起動後のフルスクリーン切り替えに不具合 |
VirtualBox 6.1.18 | △ 動くがCPU高負荷、ファン全開、メディア認識に難 |
Parallels Desktop 15 | ◎ 問題なし |
VMware Fusion 12 | ○ 問題なし。一部プライバシー設定を手動対応必要 |
おそらく最新のParallels Desktop 16でも同様に動くと思います。
ちなみに、右下のロゴの消し方は動画で説明されていますが、私はdgVoodoo2のおかげでゲームができたので、ロゴは消さないでプレイしようと思います。
最近のPCだと高DPI周りで変になる傾向っぽいです。 仮想マシンでは概ねまともに動くようです。 VMware FusionがOKだったので、Windows向けVMware Workstationでも問題ないかと思います。
ちなみにmacOSでParallels DesktopかVMware Fusionとどっちが良いかについては、好きな方を選択すれば良いと思います。電車でGo/Go 2高速編についてはどちらも問題なく動くのを確認しています。
まとめ
今回はサードパーティのツールを使うことになったものの、10年以上前のソフトウェアを平然と動かせるWindowsってやっぱりすごいですね。 最初、どうせ仮想マシンで動かすのだから動作確認されているバージョンのWindowsを入れようと思ったのですが、仮想マシンで物理メディアを使ってインストールするのって難しいようです。特に最近のPCって薄さを追求するがあまりDVDドライブ非実装モデルが多い。
外付けDVDドライブをUSB接続して、その外付けドライブを仮想マシンに接続するのがとにかく難しい。MacBookに外付けDVDドライブを接続するとまず挿入したメディアがmacOS上でマウントされてしまう。仮想マシンを起動するとメディアが読み込まれるはずなのですが、いろいろな問題があって外付けドライブのメディアからOSのインストーラーをブートできない。結局古いWindowsでの実行を諦め、Windows 10で試したら案外動いたという感じでした。
電車でGo!! はしろう山手線について
PS4版を購入しました。めちゃくちゃ画面がきれいで、長く楽しめそうです。ただ103系の山手線車両がホームドアのある駅に止まっているのはなんとも違和感がありますね。 ゲームだからある光景ですね。