これをみて「おぉー」と思ったので、早速使ってみました。
記事にもあるように、Red Hat Universal Base Imageは「再配布可能(つまり自由に使える)」で「RHELベースの基盤以外でも使え」、かつ「Red Hatによってイメージが保守される」のが特徴です。「コンテナーのベースイメージを更新→新しいコンテナーイメージ上にアプリケーションを展開し直す」のサイクルがやりやすくなりますね。
書き忘れたので加筆しますが、Red Hatの製品上で動かす場合はサポートを受けられるのも特徴ですね。
イメージは「Red Hat Container Catalog」というサイトで「Red Hat Universal Base Image」で検索するとRHEL8とRHEL7ベースのRed Hat Universal Base Imageとそのイメージベースのアプリケーションコンテナーイメージを入手する方法を確認できます。
例えば一番小さく基本的な「Red Hat Universal Base Image 8 Minimal」や「同7 Minimal」を利用するには2019年5月16日現在、次のようなコマンドを実行するだけで手元のコンテナー基盤で利用できます。例えばDockerの場合は...
$ docker login registry.redhat.io Username: ${REGISTRY-SERVICE-ACCOUNT-USERNAME} Password: ${REGISTRY-SERVICE-ACCOUNT-PASSWORD} Login Succeeded! $ docker pull registry.redhat.io/ubi8-minimal $ docker pull registry.redhat.io/ubi7-minimal
こんな感じです。docker login
するときに入力するユーザー名とパスワードは、Red Hatアカウントのものを入力します。イメージのページにも書かれていますが、Red Hat Universal Base Image は再配布可能であるものの、利用するにはライセンスに同意する必要があります。
ちょっと触ってみましょう。
$ docker image ls REPOSITORY TAG IMAGE ID CREATED SIZE registry.redhat.io/ubi8-minimal latest 3bfa511b67f8 2 weeks ago 90MB registry.redhat.io/ubi7-minimal latest 8d0998e077d3 4 weeks ago 81.3MB $ docker container run -it registry.redhat.io/ubi8-minimal bash bash-4.4# cat /etc/redhat-release Red Hat Enterprise Linux release 8.0 (Ootpa)
ちなみに手元のDocker for macでも利用できるのを確認できました。