何度かこのブログでも取り上げましたが、Ubuntu Server 18.04からServer版にもLiveCD版が用意されるようになり、従来のDebian Installerを使ったバージョンから変わってこちらが公式のインストーラーとなりました。
新しいLive Server Installerは色々良くなっている点があるのですが、一点だけ注意が必要です。
従来のDebian Installer版ではインストールの最後に次のようなダイアログが表示されます。セキュリティアップデートを自動で行うか、しないか、Landscapeというツールに任せるかの選択です。
新しいLive Server Installerではこのような選択肢は出てきませんが、デフォルトで「Install security updates automatically」を選択した場合と同じ設定が行われます。そして、どうやら起動のたびに新しいアップデートがないか確認して、アップデートが見つかった場合は自動更新が行われるようです。
動かしているものによるとは思いますが、サーバーOSを自動更新するってちょっと怖いですよね。 「自動更新」を想定していない場合は次の設定をデフォルトの1から0にして一旦再起動すると、次回から自動更新が行われなくなるようです。
内容 | 設定 |
---|---|
ファイル | /etc/apt/apt.conf.d/20auto-upgrades |
設定 | APT::Periodic::Unattended-Upgrade |
[2018/9/7 追記]
正攻法はこちらのコマンドを実行して設定する方が良いみたいです。
% sudo dpkg-reconfigure -plow unattended-upgrades
そのほか、従来のDebian Installer版のUbuntu Server ISOを使う方法もあります。 以下からダウンロードできます。ただし、インストールするときはインストーラーの言語として日本語は選択しないでください。ループしてしまい、インストールを終えることができません。
- http://cdimage.ubuntu.com/releases/18.04/release/
- http://ftp.jaist.ac.jp/pub/Linux/ubuntu-cdimage/releases/18.04/release/
aptを使った自動更新についての参考になる情報です。