Ubuntu Server 20.04にCUDAを入れるとき、インストール手順 通り次のようにインストールして再起動すると、再起動後デスクトップ環境が上がってきます。
sudo apt-get install cuda
デスクトップ環境が上がってくるのは別にいいのですが、sshでアクセスしてそっちを放置していると、なにかビルドしている最中にサスペンドが走ってビルド中の成果物がお釈迦になるなんて経験をさきほどしてムキーッとしました。
よくある回避策をためしたら
回避策として--no-install-recommends
というオプションが有るようなのですが、とりあえずこのまま実行してから...
sudo apt-get install --no-install-recommends cuda
Systemdターゲット(Systemd以前はランレベルと呼ばれた)をなんとなく確認したらgraphical.target
がデフォルトになっていました。これだとデスクトップ環境が上がってきますね。
$ sudo systemctl get-default graphical.target
ちなみにSystemdターゲットの件はRHELのドキュメント を見て理解できました。
解決した方法
もうインストールされたコンポーネントを消していくのは面倒だったので、次のように実行して勝手にスリープとかされないように回避します。
$ sudo systemctl set-default multi-user.target $ sudo systemctl mask sleep.target suspend.target hibernate.target hybrid-sleep.target $ sudo reboot
再起動後、次のようにmulti-user.target
がデフォルトターゲットになっていればOKです。
$ sudo systemctl get-default multi-user.target