ネットブック。 それは、2007年頃から各PCメーカーから発売され、2012年に市場から消えたノートPCでもなく、タブレット型コンピューターでもない小型PC。
私もその軽さや小ささに惹かれて購入したものの、数ヶ月使ってキーボードや画面の小ささから操作しづらく、次第に使わなくなったのを覚えています。 さらにOSもWindows XPしか公式サポートしていないので、新しいバージョンのWindowsへのアップグレードも簡単にできないし、いろいろあって最後は妹が数年使って、気がついたら手元に戻ってきていました。
それからまた数年経って、先日部屋の掃除をしていたらAcer Aspire ONE AOA 150-Bb(ZG5)を見つけました。 起動してみるとXPのロゴ。懐かしいような嫌な思い出が蘇るような。
昔と比べて(多少)気が長くなったのか、割とサクサク動いているような気がしました。 じゃあ、このマシンを何かに使えないかと思ったところ、Ubuntuの16.04が動作するような情報を発見。
早速、32bit版のUbuntu Desktopをダウンロードすることに。 今回は私の好みでUbuntu MATEをインストールすることにしました。
Ubuntu MATE 16.04.2 32bit + Acer Aspire ONE AOA 150-Bbが動作しました。無線LANも利用できました(ただし無線の2.4GHzのみ対応)。ちなみにちょっと体感で遅いかなと思う程度の操作感です。あのころのNTFSよりもEXT4の方が読み書きか速いから結果、体感速度で速く感じるってことなのだろうか。
インストール方法は
- ISOイメージを公式サイトやミラーから「32-bit PC (i386) desktop image」をダウンロード
- USBメモリーにISOを書き込み (→方法)
- USBメモリーを接続してAspire ONEの電源を入れる
- 「F12」キーを押す
- USBメモリーを選択してインストーラーを起動
- あとはUbuntu MATEをインストールするだけ
と簡単でした。久しぶりに電源を入れる場合はBIOSの時刻が初期化されている場合があるので、そちらもチェックした方がいいと思います。
作業端末にする予定ですがこのマシン、無線LANが繋がらなくなることがたまにあるようで、電源を切ったあと、ACとバッテリーを取り外して数分放置してバッテリー、電源を入れ直すと右下の無線LANスイッチがうまく動くようになるとか…なんだそりゃ。
ちなみに、MacBook Proもびっくりなほど爆熱です。Windows XPで動いていた時もこんな感じだったので、このころのAtom CPUってそんなもんなんでしょう。多分