なんで古いのに移行するんだ!...と思われるでしょうが、自分が使っているZBOX nanoがVIA nano X2 U4025というCPUを使っていて、次のLinux Kernel 3.11系だと起動した瞬間にログイン画面で固まってしまう現象が発生しているのと、Linux Kernel 3.2はLTSのカーネルであり、サポート期間が長いという理由からです。
とはいえ、Ubuntu 12.04.xのサポートが切れた後はどうするかな。そこが悩みどころですね。
早速作業開始!
もしこの手順で同じようにダウングレードしようと考えている場合は、テスト環境でまず手順通り行って、きちんとできてから本番環境に適用するようにしてください。また、カーネルは新しいほど新しいハードウェアに対応していたり、最適化が行われているので、カーネルのダウングレードによってパフォーマンスが落ちる可能性がある点を考慮してください。
それと一応私の環境ではこの手順で無事にダウングレードできましたが、正しく動く保証はいたしませんので自分の責任でお願いします。
ちなみに作業手順についてはざっと書くとこんな感じです。
1.Linux Kernel 3.2.0をインストール
2.再起動
sudo reboot
3.Linux Kernel 3.2.0で起動
4.インストール済みのLinux Kernelを調べる
5.要らないKernelとヘッダーの掃除
sudo aptitude remove linux-image-generic-lts-raring
sudo aptitude remove linux-image-3.8.9-29-generic
sudo aptitude remove linux-headers-generic-lts-raring
sudo aptitude remove linux-headers-3.8.9-29-generic
6.パッケージの更新
7.サポート期間の確認
sudo apt-cache show linux-image-generic |grep Supported
Supported: 5y
sudo apt-cache show linux-image-3.2.0.23-generic |grep Supported
Supported: 5y
5yと表示されればLTS Kernel がインストールされているということがわかる。