Hyper Estraier。頑張ったけど動かず
会社のSambaサーバーでファイル検索をやりやすくする方法を調査することになり、Hyper Estraierというものを見つけました。まずは実際の環境と同様のOSであるCentOS 6で環境構築することにしました(→参考にした情報1)。 CentOS 6にはHyper Estraierのパッケージはないのでソースをダウンロードしてインストールすることに。結果、Hyper Estraierは動いたのですが、ファイルを置いてインデックスを作ったのにファイル検索がうまく動かないようでした。そこでこんどはFedora 24で構築してみることにしました。FedoraにはHyper Estraierのパッケージが標準で用意されているのでパッケージを使ってインストールしました。結果、やっぱり同じようにインデックスを作っても検索がうごきませんでした。最後にUbuntu Server 14.04.4でも構築してみました(→参考にした情報2)が、やっぱり症状として一緒。
相談、考慮した結果、違うソリューションを使うことにしました。
ちなみに本件はSELinuxが原因ではありませんでした。なぜならsetenforce 0
でも動作しなかったからです。
WindowsとOS X El Capitanでデータの読み書きをしているとファイルが壊れる問題の解決
社内で起きている問題の調査をしました。具体的な事象は次の通りです。
- OS XとWindowsで同じSambaサーバー上のパスにアクセスする
- Sambaサーバー上にあるファイル名をWindowsで変更する
- OS Xではファイル名が変わらない。再接続しても変わらない。旧名のファイルは開けないでエラーとなる
- Yosemite , Mavericksでは再現しない
- Windows 7 + El Capitanで不具合が起きる報告を受けましたが、Windows 10 + El Capitanでも不具合が起きました
旧OSのYosemite , Mavericksでは再現しないところがポイントです。El Capitanでは起きているのでバグとして認識されない限り、つぎのmacOSでも再現する問題ではないかと思います。
この問題の回避方法ですが、次のバグ報告にワークアラウンドがかかれていました。
ワークアラウンドはEl Capitanに /etc/nsmb.conf ファイルを作って、次のようにクライアントの設定を書いてFinderを再起動するか再接続、もしくはOS Xを再起動するという方法のようです。ようはEl CapitanのSamba互換クライアントの設定を変えて対処しようという話。
[default] file_ids_off=yes
これを設定して以降、「OS Xではファイル名が変わらない。再接続しても変わらない。OS Xから見えている共有フォルダ上の旧名のままのファイルは開けないでエラーとなる」といった事象は解消できました。Windows側で名前を変えると、OS X側も新しいファイル名にすぐ変わりました。想定通りの動きです。
ちなみにEl Capitan + Sambaでは次のような問題もあるようです。ただ、Samba 4では起きないように見えます。
「ターミナル」の日本語パスが文字化けする
MacのターミナルはiTerm 2というものを教えてもらい、気に入ったので使っています。
ずっと気がつかなかったのですが、漢字かなで名前が付けられたフォルダが????と表示されるのが気になりました。気にならないうちは良かったのですが、気になってしまうと解決したい欲が出るタイプなのでちょっと調べることにしました。iTerm 2はマルチバイトのフォルダ名の表示に対応していないのかなとも思ったのですが、OS X標準のターミナルでも同じく文字化けしていました。そこでちょっと調べることにしました。
この問題は次のように設定することで回避できました。
~/.bash_profileに次の設定を追記
... export LANG=ja_JP.UTF-8 ←これ export LESSCHARSET=utf-8
この設定変更により、iTerm 2およびOS X標準のターミナルで日本語のつくフォルダやファイルが正しく表示されるようになりました。これで「Google?????」は「Google ドライブ」と表示されるようになりました。