Ubuntu 17.10からネットワーク設定にNetplanが利用されています。当然問題がなければ間も無くリリースされるUbuntu 18.04 LTSでも利用されます。
Ubuntu Desktopの場合はバックエンドが変わっただけでNetplanをあまり意識する必要はないですが、Ubuntu Serverの場合は注意する必要があります。
Ubuntu 17.04まで
これまではこのようなことをして、IPアドレスを設定していたと思います。
$ sudo vi /etc/network/interfaces iface eth0 inet static address 10.0.0.10 netmask 255.255.255.0 gateway 10.0.0.1 dns-nameservers 10.0.0.10 dns-search ns.example.com
IPアドレスの設定の反映のために再起動
$ sudo reboot
Ubuntu 17.10からは
これが、Netplanではこうなります。IPアドレスの設定を反映するために再起動が不要になったようですね。しかもsystemd-networkdを使うようです。
YAMLを書いてApplyするとか、なんか今風ですね。 /etc/netplan/
にインストール時もしくはデプロイ時に自動生成されたインターフェイスの設定ファイルがあると思いますが、その設定はいじらずに別のファイルを作成して、IPアドレスを設定します。
$ sudo vi /etc/netplan/99-ipconfig.yaml network: version: 2 renderer: networkd ethernets: enp0s5: dhcp4: no addresses: [10.0.0.10/24] gateway4: 10.0.0.1 nameservers: addresses: [10.0.0.10] search: [ns.example.com] dhcp6: no
IPアドレスの設定を反映
$ sudo netplan apply
コマンドを実行するとすぐ反映されます。SSHは切断されますので注意。
これを試したい場合は、Ubuntu Server 17.10.1をダウンロードして試してみてください。また、来月の今頃にはUbuntu 18.04 LTSがリリースされているはずです。
ちなみに
netplanを検索すると次のサイトが検索に引っかかるのですが
https://www.jr-odekake.net/plan/kanikani/www.jr-odekake.net
なんでかなーと思ったら、URLに「jr-odekake.net/plan」の文字が。なるほど。