iOS 11ではアプリケーションのセーブデータを残したまま、アプリ本体だけを削除する機能というのが実装されました。
この機能自体はiPhoneのストレージ不足に陥った場合に役立つ機能ではあるのですが、同時期にアプリはiTunesではなくiOSデバイスで管理が必須になったのが影響しているのか、アプリのページを開くと新しいバージョンが掲示されているのにも関わらず、App Storeアプリを開いてもそのアプリのアップデートが一向に現れない...なんてことが多々起こるようになりました。
これ自体はiOS 11のバグだと思われます。しばらく放置していても良かったのですが、すごく気になるので対処方法を調べてみました。 結果、先ほど説明した「アプリ本体だけを削除」した後、「アプリを再インストールする」という方法で対応可能でした。
対処方法
まず、「設定 > 一般 > iPhoneストレージ」を開きます。
該当のアプリを選択し、「Appを取り除く」をタップします。ここで「Appを削除」を実行するとセーブデータも消えてしまいますので、くれぐれも注意してください。大抵のアプリは別の手段でデータを復元できることがありますが、事前にある手順を踏んでおかないとデータを復元できない場合があります。
もう一度確認が表示されるので「Appを取り除く」をタップします。これでアプリだけが削除されます。 すると表記が次のように変わるので、「Appを再インストール」を実行します。これで、最後に使っていたバージョンではなく、新しいバージョンがダウンロードされるようです。
本例は「ぷよぷよクエスト」で実際に想定どおり動いたのを確認していますが、アプリによっては問題が発生することがあります。同じ操作を行おうと考えている場合は、バックアップを取ってから試してください。ただし、iOS 11サポートをうたっているアプリであれば問題ないはずです。
ちなみにアプリを削除後、初回起動時に「利用規約」の表示がされることがあります。そのまま進めば元のデータを使ってゲームを続行できるのを私の環境では確認しています。
iOS 11のアプリ管理機能を使う場合の注意点
何となく想像がつくと思いますが、アプリをiOSデバイスで管理する必要があるということは、App Storeから削除された古いアプリはこの機能を使って削除すると再インストールできなくなるので注意が必要です。