Ubuntuで"Metal as a Service"ができるMAASの最新版1.7.1を触ってみました。
昨日L3でネットワークを作ったのはこれを試したかったからです。
基本的には「Installing MAAS from the archive」の手順に従えば良いわけですが、先に以下のとおりPPAを追加しリポジトリー情報をアップデートしてから手順に従わないと、古いバージョン(1.5)がインストールされてしまうのは注意が必要です。
$ sudo add-apt-repository ppa:maas-maintainers/stable
$ sudo apt-get update
あとは手順に従うだけ。
インストールできて一台サーバー(ML350 G5)を追加したところ、何となく起動して何か動き始めたので「動いたー!」と喜んだのですが、イメージのデプロイに失敗したあと何をやっても動いてくれなくなりました。
手動でUbuntu Serverをインストールした場合、12.04も14.04も動くので、サーバー固有の問題なのかもしれません。
ML350 G5にデプロイしたUbuntuのイメージは、数時間をかけてようやくインポートできたものを使いました。ダウンロードに失敗して不完全なイメージになったのかな?
インストール手順を見ていただければわかるのですが、ベアメタルサーバーにデプロイするためのイメージをインポートする手順があるのですが、これが本当に遅い(家のネットワーク回線の問題かもしれません)のでなかなか終わりません。
試しにダウンロードされるファイルを直接サイトからダウンロードしてみたら原因が分かりました。
ダウンロードをあきらめてる!
今日はふて寝します。
[2/8追記]
wgetでネットワークの応答がなくなりましたが、自宅の回線は少なく見ても15Mbpsはでているのでこちら側の問題ではなさそうです。国内にミラーが欲しいところ。
ちなみにUbuntu Server 14.10を使ってMAASの構築はやったことがあります(もちろん成功)。自宅の環境の問題かもしれませんので、今度の休みはUbuntu Server 14.10でやってみようかなと思います。
[2/23追記]
Ubuntu Server 14.10+MAAS 1.7Beta8ではImageインポートがいっこうに終わりませんでしたが、Ubuntu Server 14.10+MAAS 1.7.1(ppa:maas-maintainers/stable)でVirshでは上手くいきました。違いを調べたところ、squid3が8000番ポートで待ち受けしているはずなのですが、MAAS 1.7Beta8ではインストール直後は待ち受けしているものの、再起動するとそれ以降待ち受けしてくれないというバグを持っているようです。PPA版ではそのようなことはありませんでした。
ytooyama@maas1:~$ sudo lsof -i :8000
[sudo] password for ytooyama:
COMMAND PID USER FD TYPE DEVICE SIZE/OFF NODE NAME
squid3 1106 proxy 12u IPv6 10747 0t0 TCP *:8000 (LISTEN)
結果