ytooyamaのブログ

サーバ構築とか、仕事で発見したこととか、趣味のこととかを書いています。

日経Linux 2013年5月号のFedora 18記事について補足

日経Linux 2013年5月号では今回、2つ記事を書かせていただきました。一つはLPICに関する連載でディレクトリとファイルシステムについて書かせていただいてます。

もうひとつの企画のテーマは「仕事で使うFedora 18」でした。Fedora 18はインストーラーがかなり変わりました。記事のほうでは「Fedora 18 インストーラ」で検索するとトップに出てくるLive CDイメージを使いましたが、約4GBのDVDフルインストールイメージを使った場合はいろいろインストール時に設定する項目が増えます。

メールソフトウェアについては今回Evolutionを中心に説明しましたが、以下のように実行することでThunderbirdももちろん利用できます。

# yum install thunderbird

ThunderbirdにはFirefoxのような環境のSync機能はありませんが、便利なアドオンを使うことで、アドレス帳をSyncしたり、Googleカレンダーと同期したりすることができます(→参照)。

Thunderbirdは良いですよー。アドオンを色々いれることで自分のためのメールソフトウェアを作ることができ、仕事が捗ります(ステマ)。

KVMについては紙面の都合でbr0の作り方とかいろいろ書けませんでした(むしろそこが重要だろ!)。CentOS 5.xの頃の手順ですが参考になると思いますので、手前味噌で申し訳ありませんがリンクをご紹介しておきます。
http://www.tooyama.org/kvm-host.html

仮想マシンマネージャはEL5で使えるものより使い勝手が向上していますので、上記手順のようにコマンドや設定ファイルをいじってブリッジ接続も作れますが、GUI操作で作成することも出来ます。

SkyDriveはネットワークがつながっている場所であればオンライン版のWord、PowerPointExcelが使えるので非常に便利です。画面もWindows版ネイティブなOfficeアプリケーションを使っているかのように表示されるのが特徴です。かつてWindows Liveの一サービスであった頃は日本語のレンダリングがいまいちだったのですが、日本語周りはだいぶ改善されていました。日本語入力しても文字がガタガタすることはなくなっていました。またOffice Web Appで作成したデータをOfficeでそのまま読み込める形式で出力出来るのはポイント高いと思います。Microsoftアカウントがあれば今すぐ使えますので是非ブラウザでSkyDriveを使ってみてください。


▲これ、Wordに見えると思いますが、Webアプリでブラウザで動いています。

WineについてはwineコマンドでWindowsのソフトウェアをインストールすると、「アクティビティメニュー」にアイコンが表示されていきます。記事のほうでは端末を使ってコマンドでソフトウェアを起動した例を挙げていますが、普通にLinuxのソフトウェアを使うフローで起動することが出来るようになっています。

今回記事のネタ集めのために色々なWindowsのソフトウェアをFedora 18のWineにいれてみましたが、フォントの調整は必要かなと思うものの、色々なソフトウェアをインストールして使えたのには感動しましたね。もちろん使えなかったり、想定通り動かなかったりするものもありましたが、Windowsアプリケーションだから使えないな...と諦める前に、Wineでインストールを実行してみるというLinuxの新しい楽しさを改めて知るきっかけになった良い仕事だったなと感じました。まだまだLinuxは知らない事だらけのようです。これからも色々学んでいきたいと思います。


■ツッコミ
次の記事のCentOSでサーバー構築の記事ですが、rpmコマンドの使い方が正しくありません。
インストールする時はrpm -ivhのように-iをつけます。-Uはアップデートをする時に使います。これでなぜインストールが出来るのかというとupdateは上書きインストールするという意味なので、無いパッケージを上書きインストールする=実質インストールと同じ挙動を示すというわけですね(yum update パッケージ名で未インストールのパッケージをインストールできるのも同じ理由)。ただし正確にはインストールに使うコマンドではありませんので、Linuxの資格を何かおとりになろうとしている場合は間違えて覚えないように気をつけましょう。

Tiny Tiny RSSの構築手順でも急にsudoをつかっていますが、CentOSLPICの連載でもちらっと説明したとおり、sudoは設定されていないので管理者がsudoを使うように設定しない限り使えないはずです。

sudoを利用する手順は、usermod -G wheelでwheelグループに追加したあと、visudoで設定を変えると利用できるようになります。詳細は以下なんかを参考にどうぞ。
http://www.tooyama.org/centos_1st.html#sudo

ちなみに該当のページではsuコマンドでrootユーザーに変身していますが、suだとパスが通っていないコマンドが使えないことがあるので、su -を使うことを推奨します。これについては詳しく書いてくれているサイトが見つかりましたので、以下のサイトやマニュアルを参考にしてください。

su と su - の違い(WEB開発初心者の成長記録さん)

そんなところでしょうか。